小学校の試験は、どのようなものですか。
各学校において試験内容は違いますが、おおよそ面接などの個別考査、ペーパー、音楽、絵制作、運動、社会性などの項目が試されます。
関西の国立校においては、以前は抽選が実施されていましたが、現在は廃止されています。
補欠合格や二次試験はありますか。
私立小学校入試は秋に行われ、後の国立小の試験(12~1月頃)による入学辞退者を見込んで、補欠合格を出す私立学校もあります。国立小の試験後に二次(後期)試験を行う私立小学校もあります。
ペーパーテストはひらがなや数字を書きますか。
年長時での適性テストですので、数字や文字を書くことはありません。しかし、絵の名前を考えてしりとりができるものを○で答えたり、絵の数を数えて同じ数の○をつけるなどの解答方法があります。
いつ頃から塾に通えばよいですか。
無理なくゆとりを持って、お子さんに負担をかけることのないようにすることが大切です。ですから、最年少・年少や年中時からの準備を始められることをお勧めします。
また、親御さんにおいては塾に通うことで正しい情報を得られるわけですのですので、入試間近からの準備はお勧めしません。
どのような子どもが合格できますか。
子供本人の資質以前にどのように子どもを育ててきたのかなど、その環境を問います。
家庭に児童の精神発育を阻害するような要因がある場合、好ましくないと判断されます。ほとんどの学校が保護者の面接をするように、子どもを通して「家庭」を見ています。もちろん学校の教育方針と親の考えが一致しなければなりません。
家庭ではどのような準備が必要ですか。
1) 親が最良の教師です。世の中で一番長く子どもと接することができるのは親ですから、その親 から学ぶ知識、生活習慣が大切です。①挨拶 ②マナーを守る ③自身のことを自分でさせる (自立) ④お手伝い ⑤家族とのコミュニケーションを多くとり、一緒に遊び、会話を増やしま しょう。 ⑥家族以外との交流もさせ、社会性、積極性のある子供に育てましょう。小学入試 では単なる知識を問うのではなく、6年間で培ってきた総合的な資質を見ています。
2) ペーパーをするときは集中させること。だらだら何時間もやることは絶対にやめましょう。
3) 弱い分野を早目に対応して伸ばしていきましょう。 塾で他のお子さんと比べてどの分野が弱 いかがわかってきます。 とくに、言語、運動やリズムなどは早くから準備しましょう。
4) 志望校の入試の特徴を知り、塾からのアドバイスを受けましょう。