洛南小学校の塾対象入試説明会に参加してきました。
まず、余根田校長先生からのお話しがあり、続いて片山先生から学校生活についてのお話しがありました。
動画で授業の様子を見させていただいたのですが、全ての授業において質の高さを感じました。
4年生算数の授業では「比」を扱っていました。進度が早く、難易度も高いのはもちろんなのですが、一つの問題に対して様々な解法を考えることによって思考力を鍛えている様子が見られました。
1年生の国語では、各自が辞書を机の上に置いて授業を受けていました。説明会の後に先生に質問したところ、国語の授業では必ず各自机の上に辞書を置き、新しい言葉が出てきたとき等に皆で辞書を引いているそうです。家庭学習でも辞書を使う習慣をつけているとおっしゃっていました。常に辞書を手元に置いての授業は珍しいと思いますが、このような取り組みを当たり前のようにされていることが正しい日本語を使えることに繋がっているのだと思います。
6年生の道徳授業では、クラス全員でお経を詠む姿が見られました。校内授業以外にもお寺での合宿など宗教教育を大切にされています。
その他に2年生英語や4年生の社会の授業の映像がありましたが、とにかく子供たちの集中力、学習意欲の高さに驚かされました。先生の話を聞く姿勢、自ら手を動かして考え、それを発信する様子から、洛南の教育のレベルの高さが伝わってきました。
片山先生のお話しの後、入試に関するお話しがありました。
入試は「ペーパー」「運動」「行動観察」「保護者面接・作文」「提出書類」による総合判定です。出願方法はインターネット出願です。
入試のポイントとして、「指示を正確に聞く」「問題の内容理解」「基本問題をミスなく解く」という点を挙げられていました。前の2つのポイントは、集中して放送を聞くことが大切だとおっしゃっていました。問題用紙に書かれている絵を見て勝手に問題を想像したり、プリントをめくることに気を取られないようにしましょうとのことです。
また、難問に対しても好奇心を持って取り組み、楽しんでほしいとおっしゃっていました。
先生のご子息が「お風呂のお湯の中だと手が大きく見えるけどなんで?」と疑問を持ち、何度もお湯に手を出し入れして楽しんでいた、というエピソードを紹介されていました。そういった日常の小さな疑問や気付きが入試にも役立つというお話しをされていました。
今回は入試問題の紹介などありませんでしたが、例年、難問が散りばめられているので、出来なくても平常心を保つことが大切です。
最後に2023年度の2年生の編入試験のお話しがありました。
内容の詳細は未定だそうですが、日程の発表がありました。詳細は後日HPで発表されるようです。編入に関する説明会は8/6に予定されています。