写真のものは箒ではありません。これはパピルスです。
2週間ほど前に教室に花屋さんが持ってきてくれた中にありました。
ご存知の方が多いと思いますが、パピルスは紙の元と言われます。正式には紙と同じように繊維をからめたものではないのですが、古代エジプトでパピルスはこの茎の中の髄を伸ばして紙のように使われていたそうです。中を割ってみました。右端写真がその紙のようにしたものです。
教室の階段のところにあるのが、綿の種を撒いて育ったものです。スタッフが持ってきてくれました。綿花ができるのが楽しみです。
また、その横には落花生が育っています。その花が咲きました。黄色い花なんですね。私も落花生の花を見るのは初めてです。なかなか実物を見かけることがないと思いますのでぜひ見ておいてください。ただし、朝顔のように昼はしぼんでしまいます。花の元にキュウリなどのように子房部分があり、それが子房柄だそうで土中へ伸びていきます。茶色の槍のようなものが土中に伸びていっているのが右下写真で分かりますか。写真をクリックするともう少し拡大できます。そして、これが土中に入り落花生ができるそうです。昨年、実のなり方の問題が関大初等部で出題されましたが、ぜひ教室に来られたら実物を見てください。めったにない機会です。
最近の小学校の入試問題ではカラーで出題する学校が増えてきましたので、野菜や果物の花や葉っぱをいろいろと知ることが大切です。過去には関学ではトウモロコシの葉、ゴーヤの葉、関大ではイチゴ、レンコン、サクランボと花葉を結ぶ問題、池附ではサツマイモなどの野菜の葉やトマトの種の問題が出ています。実物を見れるとよいですが、図鑑でも調べることもよいですね。また、ネットでも検索できます。
落花生の育ち方をイラストで解説しているサイトがありました。ご覧ください。http://www.mamenohazama.jp/rakkasei.htm いろんな体験や発見をすることが、探究心を養っていくことになります。